ビジネスの場でよく耳にする「Result(リザルト)」という言葉。日本語では「結果」「成果」と訳されます。当たり前の言葉に思えますが、いざ自分の仕事に当てはめてみると、意外とあいまいなまま進めていることが多いものです。

今日は、この「結果」という考え方を、一人企業の視点からやさしく整理してみます。

Resultとは、どういう意味?

Resultは、行動の「その先に何が起きたか」を指します。似た言葉に「Action(行動)」がありますが、この2つは別物です。

Action(行動)= SNSに30回投稿した
Result(結果)= 問い合わせが3件増えた

投稿した回数は「がんばりの量」です。それ自体は立派なことですが、お客様に何かが起きなければ、事業としては前に進んでいません。結果とは、この「何かが起きたか」の部分です。

なぜ、一人企業ほど大切なのか

会社勤めであれば、行動そのものが評価されることもあります。でも一人企業では、使える時間が、そのまま事業の上限です。

だからこそ、ときどき立ち止まって「で、どうなった?」と自分に聞く習慣が要ります。

結果を決める、3つの問い

何かを始める前に、この3つを紙に書き出しておくだけで、ずいぶん変わります。

ポイントは、始める前に決めておくこと。あとから決めると、都合のいい解釈になりがちです。

数字にしにくい仕事は、どうする?

「うちの仕事は、数字で測れない」——よく伺うお声です。たしかに、信頼関係づくりや、コンテンツの積み重ねは、すぐ数字に出ません。

そんなときは、数字の代わりに「観察できる事実」を決めておくとうまくいきます。

数字でなくても構いません。「起きたかどうか、あとから判断できる」形になっていれば、それは立派な結果の定義です。

AIは「結果までの距離」を縮めてくれる

結果を出すには、試す回数がものを言います。1つの案で当たることは、めったにありません。

ここがAIの得意分野です。たたき台をつくる、言い回しを変えて何パターンも出す、結果を並べて整理する——これまで時間がかかっていた部分を短くできます。

時間が空くと、試せる回数が増える。
試せる回数が増えると、当たる確率が上がる。

ただし、AIが決めてくれるのは「案」までです。「何をもって成功とするか」を決めるのは、いつも人間の側です。ここを預けてしまうと、たくさん作業したのに何も進んでいない、という状態に戻ってしまいます。

結果がすべて、ではありません

最後に、大切なことを付け加えておきます。

結果を追いかけるあまり、お客様を数字として見てしまったら本末転倒です。無理な約束をしたり、都合の悪いことを隠したりして出した結果は、長い目で見れば信用を削っていきます。

土台にあるのは、インテグリティ(誠実さ・言行一致)。その上で、「で、どうなった?」と確かめ続ける。この両輪がそろって、はじめて事業は前に進みます。

まとめ

まずは今取り組んでいることを1つ選んで、「どうなったら成功か」を一行だけ書いてみてください。それだけで、次にやることが変わってくるはずです。